今日、バスに乗っていて遭遇したこと。
始発停留所で停車中、車道からバスに向かって歩いてくる客。
バス乗車口まで来て運転手に問うた。
客:○○に行くバスは何番?
運転手:隣から出発します。
客:ハァ?
運転手:隣の乗り場から出発します。
客:反対側から出発するの。(全く違う方向を指す)
そして、客はあさっての方向に歩いていった。
このやりとりを聞いていて、何だかなぁと思った。
ツッコミ所満載の会話である。
それが人に物を聞く態度かよという態度という乗客と、
もうちょっと詳しく説明してもいいのに、単純に「隣から」と案内する運転手。
そもそも、「隣から」だけでは、説明になっていない。
人に物事をわかりやすく簡潔に伝えるのは、非常に難しい。
運転手にとっては、質問を投げかけてきた客が希望するバスが、
このバス乗り場の隣から出発することは、日常的にこの場所に来ているのだから、
「隣り」という単語で、十分な情報であり、理解できるだろうが、
一見。初めてこの場所に来たのかもしれない客の立場からすれば、
運転手からの「隣り」という情報で、目的の乗り場に辿り着くことができるだろうか。
そして、運転手の意図が伝わるのだろうか。
この場合、もう少し詳しく説明してもよかったのではないだろうか。
日本語というのは、簡単なようで、難しい言語であると、改めて認識した瞬間であった。
…にしても地震はすごかった。
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