2012年9月アーカイブ

9月のとある週末。
宝塚歌劇のチケットが偶然取れたので、ちょっくら観劇してきました...。

宝塚大劇場まで。

観劇した演目というと...。

銀河英雄伝説@TAKARAZUKA

ハイ、田中芳樹先生の小説が原作となった舞台です。
確かに、銀英伝は仕事場の人に薦められて読んで、マイブームにもなりました。
そして、観劇も好きです。
宝塚歌劇はテレビの舞台中継で何回か見たことがありますし、見てみたいなーと言う興味がありました。

そしたら、なんと宝塚歌劇で銀英伝を公演するという話じゃないですか。
銀英伝そのものは既に舞台化されてまして、そちらも見に行きたいと思いつつも結局行けなかったんですよ。
今回も、思い立ったときに行かないと、また見そびれるかもと言うことで、ちょっくらドリーム号に乗って、京都を巡りつつ宝塚まで行ってきました。

・・・東京公演もあるのにわざわざ宝塚まで行ったのは、仕様みたいなモノです。
(取れたのがS席というのもありますが)


あまりネタバレしない程度に感想をば。

ふと、新東名高速道路を走る路線バスに乗ってみたいと思った、8月の水曜日。
青春18きっぷの残コマ数は4つ
せっかくなら明るい時間帯に乗ってみようと考えて呟いてみると。

しずてつジャストライン&山梨交通の静岡?甲府・竜王線もいいけれど、せっかくなら全線走破してみたいという気持ちになり、
高速バスネットの画面を開いてみると、確かに土曜日の残席は4席だが、日曜日なら十分空席がある。

ポチッとな。


当日乗車した車輌
JRE_H654-07412_D2.jpg
JRバス関東 H654-07412号車
BKG-MS96JP 三菱+MBM 東京駅八重洲口にて

西工のC-Iじゃない(´・ω・`)
どうやら、新東名ライナー1号は、足立200か2266(H654-07411)と2267(H654-07412)が使われている模様、
しかもH654-07411号車は高遠仕様車...。

7時30分、定刻通り東京駅を発車。いつもは引っかかる出発信号もスムーズに抜け、幸先の良いスタート。
最初の休憩地、足柄サービスエリアまではいつもの東名高速線と同じと言うことで、うたた寝タイム。

大橋ジャンクション付近で少し流れが悪くなり、港北パーキングエリア付近から定石通り大和トンネルを先頭にして、
渋滞とまではいかないけれどノロノロ運転に巻き込まれる。

相模川を渡った付近で、完全に寝落ち。
カーブの横Gで目が覚めたら...左下に2車線道路が見える・・・。
ってことは、大井松田?御殿場間はなんと右ルート経由でした。JRバスはほぼ左ルート推奨なだけに、これは珍し・・・zzz。

(寝ちゃった)

途中で流れが悪くなった区間があったにもかかわらず、足柄サービスエリアには8時55分到着。
出発は9時10分なので休憩15分。
東名高速線の特急便だとここまで途中6駅停車して約1時間30分だから、ダイヤには割と余裕を持たせている模様。

JRE_H654-07412_D3.jpg

9時10分、定刻通りバスは出発。
強い日差しもあり車内は殆どカーテンを閉めた状態。そして早朝便故に皆様お休みのご様子。
東名御殿場を通過して、程なく新東名高速との分岐点...。
SHIN-TOMEI_D1.jpg

SHIN-TOMEI_D2.jpg
新東名に突入。
やはり新線区間バスは95?100キロ程度と安定した速度で走行しているのだが、その速度を感じさせない乗り心地。
そして、景色がゆったりと流れていく...。
SHIN-TOMEI_D3.jpg

比較的内陸側を走るとはいえ沼津付近では駿河湾が望め、

SHIN-TOMEI_D6.jpg
富士川を渡ると一気に静岡の奥座敷的な景色野中を走行。
東名高速線とはまた違った景色が楽しめ、飽きさせない...トンネルが続くからちょっと飽きるかもね。

JRE_H654-07412_D4.jpg
遠州森町パーキングエリアには10時35分に到着。ここで10分間の休憩。
ここはコンパクトなパーキングエリアのため10分間でも十分だけど、土産物店を見るにはちょっと足らないかな?

10時45分にバスは出発。終点名古屋駅までノンストップ。
ここが日本の高速道路なのかと思わせるような、浜松サービスエリア付近のダイナミックな直線を走り抜け、

SHIN-TOMEI_D9.jpg
トンネルを抜けると新東名高速の現状の終点、浜松いなさジャンクション。

SHIN-TOMEI_D10.jpg
ジャンクションの案内板に『飯田』という文字を見つけて、ちょっと驚く。
調べてみると三遠南信自動車道という道路が飯田へ結ぶ計画となっており、現在一部部分開通している・・・。

まだ、全通していないのに飯田って書いちゃう辺り凄いね?。(どうやら下道区間がかなり長いようだ)

ジャンクション内のカーブをぐるぐる回って、ここからは引佐連絡路を東名高速道路へ。
新東名高速と異なり、ここは片側2車線道路のため、幾分か通行量が多く感じる。

長い下り坂を下ると、東名高速道路が見えてきて三ヶ日ジャンクションで東名高速道路に合流。
ここからしばらく、東名高速をクルージングだが、やはりトラックなど通行量が多い。
新東名のような快適な運行とならず、流れに身を任せ減速/加速が頻繁に目立ってくる。
前方には、東京駅7時発の東名ライナーの姿が見える。

豊田ジャンクションに近づくとバスは左車線をキープ、その理由はここから先は伊勢湾岸自動車道を経由して名古屋駅へと向かうためである。

東海道昼特急ではおなじみのルートではあるが、名古屋駅では今回初採用の経路。
その昔存在した東名間ノンストップ便は名古屋インターで東名を流出して名古屋都市高速を経由していた。
ISEWANGAN_D1.jpg
名古屋南ジャンクションで伊勢湾岸道から流出して、ここから先は名古屋都市高速を走行。
高速3号大高線だが、通行量は多くもなく少なくもない程度。その中を車の流れに乗ってバスは走る。
対向車線を名古屋市営バスの高速1号系統とすれ違わないかと期待していたが、
それは叶わず鶴舞南JCTからは自動的に都心環状線へと進む。
これは名古屋都市高速の特徴で都心環状線は時計回りの一方通行なので、中央を貫く東山線以外は都心環状線へ接続=強制的に都心環状線を走らせられるという事に。

その昔、愛知万博に行くために中部国際空港から藤が丘まで名鉄バスに乗った時、都心環状線を3/4週とそりゃどえりゃー遠回りしたという記憶を思い出した・・・。

都心環状線から万場線と走って黄金出口で都市高速を流出。名古屋駅へ向うのに遠回りしているなと思ったけど、名古屋駅新幹線口(太閤口)に向かうとなると黄金出口を使うのが確かに効率的。
下道を約10分ぐらい走ると終点の名古屋駅新幹線口。所定時刻より約5分の早着。

東京駅を出発してノンストップとは言え5時間、(今日は5時間以内)で名古屋駅到着。
これなら選択肢の一つとしてはアリだと思う。

今の東名高速線が東名2点間輸送に途中停留所から対東京/対静岡/対名古屋、地域間輸送と3つの要素で成り立っているため、
ダイヤ改正する度にダイヤ的に内容も中途半端となっていった。ノンストップ便の廃止・すべての需要を満たす為に停車停留所増加+所要時間増、
乗降時間に手間取るために慢性的な遅延の発生、その結果利用客の2点間輸送特化型路線や各種ツアーバスへの逸走。

ひいては、東京駅を発着する「東名高速線」であることに優位性を失いつつある中での、今回の新系統は単なるツアーバス対策だけではない、今までのウイークポイントを挽回出来るだけの魅力があると思われる。
この先、この系統を含めて東名高速線をJRバス2社がどのように育てていくのか、非常に興味をそそられると共に、一利用者として見守っていきたいと思う。

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