越後湯沢駅9時25分。
森宮野原駅行、急行がやってきましたよ・・・・・・・・・・・。
なんと、元都営車でした。
南越後観光バスに嫁いだ車輌がいるという事は聞いてたけど、
まさかこれから乗車するバスがそれだったなんて。
車内も都営時代の雰囲気を残しつつも、なにか南越後観光バスっぽくない。
なにか足らない。なんとデジタル運賃表を装着。
見やすいけど、なんだか複雑な心境になる俺。
9時30分、約10人の乗客を乗せてバスは出発。
越後湯沢駅の旅館街を抜けて国道17号線三国街道を石内まで走ります。
車窓から湯沢高原スキー場やGALA湯沢、石打丸山スキー場を眺めつつ、
毎年のようにスキーで石内丸山へ行っていたなーって。思い出す俺。
車窓もその頃から変わっていなかったと思ったら、こんなマンション立ってたっけ?
なんて思ったり。
石打駅手前の交差点でバスは、国道17号線から国道353号線へ進路を変えて津南へ。
上越線のガードをくぐった辺りから、次第に道路の勾配がきつくなり、車窓に雪壁が見えてきました。
上野鉱泉停留所を過ぎた辺りから本格的な山道になり、6D22エンジンが唸りを上げて始めます。
いくつかのスノーシェルターを抜けると十二峠トンネル。
このトンネルを抜けるとバスは十日町市へ入り、最初の停留所は倉下入口。ここから一気に勾配を下っていきます。
勾配を降りたところにあるのが清津峡入口停留所、ここで越後湯沢駅から乗車してきた半分の乗客が下車、入れ替わるように数人が乗車。ここからは清津川に沿って走っていきます。
ちなみに、秋のには美しい紅葉が見られると言われる清津峡はここからさらに2キロ程清津川に沿って進んだところにあります。
ところで、この路線には急行という種別が付いていますが、急行運転をするのは並行路線のある国道17号線や国道117号線の区間で、国道353号線の区間は各停留所に停車。いくつかの停留所で津南へ向かう乗客が乗ってきます。
新幹線連絡という役目だけではなく、地元住民にとっても無くてはならない重要な足もこの路線は担っているようです。
山崎神社前停留所を過ぎると今まで走ってきた国道353号線に別れを告げ、国道117号線を森宮野原駅方向へ向かいます。ここからは再び急行運転、清津大橋を渡って津南町へ入ります。
津南役場前停留所で、うちら以外の乗客が下車してご婦人が1名乗車して発車。
国道117号線を快調に走り、目的地の足滝入口停留所が近づいてきましたところで・・。
降車ブザーが鳴りました。どうやら津南役場前停留所から乗車した方もこちらで下車されるようです。
越後湯沢駅から約1時間、足滝入口に到着。
乗客を降ろしたバスは、終点の森宮野原駅へ走っていきました。
ところでこの路線、南越後観光バスの時刻表には越後湯沢駅発と書いてあるけど、
停車停留所一覧を見ると、一つ前の湯沢車庫から乗車可能なようでして、
次回乗車する機会があれば、湯沢車庫から乗ってみようかと。
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