[観劇日記]ココロの舞台を見てきた。

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ボーカロイド 鏡音リンの投稿作品からスピンオフした舞台を見に水戸に行ってきました。
(もちろん、バスヲタ的行動もしてましたがww)

2009/08/23 水戸ACM劇場
第2回 16:30開場/17:00開演

・開場時間10分前で相当並んでいる。
 自由席なので気合い入った方は1時間前から並んでいるんじゃないかな?
 夕方の回だけに地元客が多そうだ。
 客層は取り扱っているネタもあるが、若い人が多い。
 
・劇場はグローブ座っぽい?
 客席は1F?3Fに配置だが2/3Fは2列のバルコニー風。
 (シアターコクーンのコクーンシートっぽい?)
 着席したのは2F舞台正面。役者の動きが手に取るように分かる。
 1Fはこの手の劇場にしてはシートピッチが広め。
 しかし全座席において肘掛けを省略しているのは珍しい作りだ。
 1Fの段差を考えると2F最前列は案外見やすいかも。

・開演前の注意事項にネタw ニコニコ生中継禁止ってwww
1ベル2ベル省略ってどうよ。

・ココロの歌を題材にしたスピンオフ作品?
 ストーリーはココロの歌詞における設定時期以前の話。
 歌詞全体ではなく、歌詞の一部分から話を展開していると感じた。
 良い意味で裏切られたが、この展開について行けない人もいるだろうし、
 好き嫌いがハッキリするシナリオだと思った。

・内面を切り出して話を持ってきたのが良かった。
ただ、リンマニアにはウケが悪いだろうなー。明るく元気な清純派じゃないし。
ぶっちゃけ渋谷とかにいそうな若者で。凄くSっ気ありw

☆シナリオとしては中途半端というより消化不良な点が見受けられた。
 ストーリーが良かっただけにちょっと残念。
 あと30分追加して、もう少し深く掘り下げても良かったんじゃないかな。

・科学者視点とリン視点
・ココロシステムと7年前の事件。
 出演者がさらりと触れるだけ。
 話の展開として、暗転→7年前の事件の場面→暗転という展開を挟んでほしかったな。

・アンドロイドとヒューマノイド。
 アンドロイドとしての「リン」
 「リン」の中に別人格の「リン」
 ココロを持った「ヒューマノイド」としての「リン」
 リン/type0とプロトタイプと量産品のやりとり。
 これら全てのリンの葛藤。

・ココロシステムによって心を持って生まれたリンの命は15分間。
 しかし暴走して7分間にて強制終了。
 科学者を憎んだ理由は、本当にコレで良かったのか?
 リンの中のリンにそそのかされて、行動を起こしたのか。

最後の見せ場。科学者の首を絞めるという場面、
科学者は絞殺されたか思いきや、実は生きていた。

・科学者を憎んでも殺しきれなかったリン。
 「アリガトウ・・・この世に私を生んでくれて」という良心の呵責・・・。
 という事と予想できるが、このメッセージは意図的に埋め込まれていたのか?

でも、なぜ彼女が「生まれた理由」とか「私は知った悲しむことを」(←最後の方でちょっと触れるけど・・・どうだか)
いい所まで話を持ってきただけに、この辺が消化不良?

ストーリー的には、もう少し掘り下げられたんじゃないかな。
見る前に予想してたのは
「最後は死んだ研究者を前にして、リン役の方がココロを舞台上で歌う」
ストーリーの台詞の一部として「ココロ」が組み込まれている・・ってこれじゃ中島みゆきの「夜会」だよな。

ちなみに舞台を見た雰囲気で予想した最後は
・最後にリンがリンを殺して乗っ取る。
 そのリンは、リン/type0なのかプロトタイプなのかそれとも量産品か。

・銀行員は話にあまり絡んでこないのもなぁ。
・リアルな実名大杉。銀行名とかピザ屋とか。
・客層にウケが良さそうな台詞ネタが多かったけど・・・どうなんだろう。


んで、ストーリーとは別に進行面だと
・出演者募集をしていたので演劇経験者がいないという可能性があったけど、
 作り手/スタッフサイドも演劇経験者がいなかったんじゃないかという不可解な点が見られた。
・出演者が舞台に慣れてない。
 2回目でこんな雰囲気だと、1回目は・・・。

・ストーリーとして終わり方が曖昧すぎて拍手のタイミングが分からない。
科学者助手が「リンを分解するか」という台詞と同時に「ココロ」が流れ出して暗転。
 この後になにか続きがあるかと思ったら、そのまま曲のボリュームが上がる。
「本当にコレで終わりなの?」という空気ががが。
(実を言うと、俺が拍手したら回りが合わせて拍手という事実)

・客も観劇に慣れていないのはしかたないかな。
・終演後の出演者挨拶がないのが寂しかった。
・客出し早すぎ。ホールから出て行ってねアンケートはホールで書いてのもどうかと。

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