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土佐電気鉄道のページ

628南国、土佐の国を走る土佐電気鉄道、通称『とでん』。路面電車の形態だが、運転距離を見れば、ちょっとした郊外電車である。
土佐電気鉄道の歴史は古く、明治時代にまでさかのぼる。
明治37年に堀詰〜乗出(現・グランド通)・梅の辻〜桟橋(現・岸壁通)を開業させたのが始まりである。その後小刻みに路線を延長し昭和3年にはほぼ現在に近い規模の路線網となった。
そして昭和16年に高知鉄道に路線を譲渡した。譲渡先の高知鉄道は大正9年1月の設立で、大正13年には御免〜手結(てい)間、そして昭和5年に安芸まで路線を延伸し、全線開通した。
余談だが、大正13年より昭和15年まで、準鉄道記念物である1800形1801号蒸気機関車が活躍していた。
その後、高知鉄道は昭和24年4月に御免〜手結間、7月には安芸までの全線が電化した。そして昭和29年には高知市内の鏡川橋〜手結間、そして昭和30年には安芸までの直通運転が行われるようになった。
しかし鉄道線部分は国鉄阿佐線(現土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線)に用地を提供するために昭和49年3月末で廃止となり、それと同時に直通運転もなくなり、現在の軌道線のみの路線形態となった。

600型628
御免東町電停にて

土佐電気鉄道 622  土佐電気鉄道 622
土佐電気鉄道 622
『ふくちゃん』塗装 御免西町付近にて

昔懐かしい『ふくちゃん』のイラスト入り電車。
これは作者が高知県出身という事からこの塗装になった。


600型 621号車

600型は更新前の東京都交通局7000型WPモデルとした車両で、昭和32〜39年の間に製造された車両で、一部車両は鉄道線直通対応車でもあった。
鉄道線直通対応車には、連結運転のための連結器やジャンパ線などを搭載しており、鉄道線直通廃止後も連結運転を行っていたが、昭和62年に連結運転が廃止されると、非常用に残された連結器以外は撤去されてしまった。

800型 802
昭和46年に廃止された山陽電気軌道(下関付近の会社です)からの譲渡車。


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