都営バスの基礎知識

このページに書いてある内容は、私が調べたり、利用して判ったことです。
保証は致しかねますのであらかじめご了承下さい。
東京都交通局に問い合わせることは絶対におやめください。

■都営バスとは？
東京都交通局が走らせている路線バスです。
営業エリアは東京都２３特別区、そして多摩地区唯一の支所・青梅支所は、青梅市をメインに羽村市・東大和市・武蔵村山市・西東京市・瑞穂町そしてなんと埼玉県飯能市の一部も走っています。

☆How To Ride on the "TOEI BUS"
東京２３区内の都営バス路線は、基本的に前乗り中降り運賃先払い均一料金制となっています。
都営バスの料金は、各種料金が存在しています。

**東京特別区(２３区内)の都営バス運賃**
	系統	運賃	備考
小児運賃
一般系統		２００円	急行バス、フレキシブルバス、ダイレクトバスも含まれます
１００円
シャトルバス	C･H０１	１８０円	新宿駅西口～都庁循環線専用の料金設定です。
９０円
学バス	学０１～	１６０円	主に、山手線の駅から大学・高校等を結ぶ路線です。
８０円
深夜バス (ミッドナイト２５)	深夜01他	４００円	定期券、一日乗車券等は２００円(１００円)差額を支払いう事により乗車可能です。
２００円
深夜前バス	深夜06他	２００円	深夜バスと同じ路線を走るが、始発停留所出発時刻が23時以前に出発するバスのことです。一般系統と同じ運賃で乗車できます。。
１００円
アクセスライン	ＡＬ01 AL02系統	１００円
５０円
快速バス	快速０１系統	３００円	東京駅丸の内南口から台場方面への循環バス。座席定員制のため、一般系統の料金の他に、着席料金が加算されている。そのため定期券、一日乗車券等は１００円(５０円)を支払いう事により乗車可能です。
１５０円

多摩地区の都営バス路線は、中乗り前降り、運賃後払い多区間制です。

左写真は新型料金箱です。
今までの料金箱と違い、現金一括投入方式を採用しています。

現金(硬貨)は、ちょうどの場合も、お釣りがでる場合も現金投入口にお金を入れます。
この料金箱は、１円、５円、１０円、１００円，新旧５００円硬貨に対応しています。
お釣りがでる場合、釣り銭は、向かって右側の受け皿にでます。
回数券も、現金投入口に投入してください。
お札は、１０００円紙幣のみ対応しています。
向かって右側の１０００円札入口から投入すると、お釣りがでます。

バスカードは、正面やや中央のカード挿入口に挿入してください。
残額が運賃に満たない場合、残額は新たにカードを購入して充当するか、現金でお支払い下さい。

整理券発行機

多摩・青梅地区で都営バスに乗る場合。
★中扉から乗車してください。
★乗車時の注意
◇バスカードでの乗車の場合
　→左側のカードリーダにカードを必ず通してください。この場合、整理券は取らなくても結構です。
(昔のバス<共通>カード/バス用Ｔカードには、この一文が書いてあったのですが…)
◇現金または１日乗車券類での乗車の場合
　→整理券発行機(オレンジの機械)から整理券が発行されている場合は、必ず整理券をお取り下さい。取らなかった場合、紛失した場合は始発停留所からの運賃を払う形となりますのでご注意下さい。
　また、始発停留所でも、場所によって整理券が発行されていたり、発行されていない場合がありますので、必ず整理券を確認してください。
　ちなみに青梅支所の車両の運賃後払い式システムは、起点停留所(梅７０系統の柳沢駅など)の整理券番号１番から始まる車両と、始発停留所は券無しから始まる車両と２種類混在していますので必ず整理券発行機を確認してください。
(普通は、どちらかに統一されているはずなのですが…)
なお、地下鉄駅で販売している磁気式１日乗車券は、関西地区や札幌市などと異なり、乗車券をカードリーダーに通さず、整理券発行機から整理券を取ってご乗車下さい。
(通すと、エラー音がなります…経験者談(^^ゞ)

これが多摩地区の都営バスの運賃表です。
上段には次停留所名が表示されます。
下段に整理券番号ごとの運賃が表示されます。
現金でご乗車の方は、あらかじめ自分の持っている整理券番号と、表示されている運賃を確認の上、小銭をご用意下さい。
写真のケースを例に取れば
次は青梅車庫前です。
整理券番号１番の方は１７０円です。

青梅支所向け新型料金箱

★降りるときは前扉から降車してください。
この料金箱は、青梅支所で使われている料金箱です。
基本的には２３区内向けと同型ですが、後払いの運賃支払い方式の乗客の流れに対応するため、バスカード挿入口の向きが90度回転して取り付けられています。
★降車時の注意
◇バスカードでの乗車の場合
自動改札の要領で、カード挿入口(『カード』と書いてある文字の上)からバスカードを通してください。
運賃と残額は、現金投入口前にあるデジタル表示器上段に表示されます。

◇現金での降車の場合
自分の持っている整理券番号と運賃表を照らし合わせて、小銭をご用意下さい。
小銭を両替する場合、現金投入口隣、硬貨釣銭投入口に入れることで両替できます。
千円札を両替する場合、カード挿入口右の千円札挿入口に千円札を入れることで両替できます。
そして、運賃と整理券を現金投入口に入れてください。投入した金額はデジタル表示器下段に表示されます
なお、多摩地区の運賃箱は２３区内用と異なり、現金一括投入釣銭式ではありません。表示額以上を投入しても、余分なお金は帰ってきません。必ず両替をしてください。
なお、２千円札はメーカーカタログ上では対応していますが、都営バス向けの物では対応しておりません。
◇１日乗車券類での降車の場合
１日乗車券で降車の場合は、整理券を現金投入口に入れて、１日乗車券の日付を運転手に見せてください。
なお、東京都交通局の磁気式１日乗車券の場合も日付を運転手に見せてください。他地区のようにカードを料金箱に通す必要はありません。
シルバーパスで降車の場合、カード挿入口にシルバーパスを通すか、運転手に日付を見せてください。
なお、シルバーパスは料金箱がシルバーパスの回数を数えて利用客数調査をしているそうなので極力、カードを通してくださいとのこと。ちなみに、通常のバスカードでも同様に利用客調査をしているようです。
(磁気式シルバーパス導入時に、ほとんどの営業所の運転手からシルバーパス利用客に説明がありました。現在では、通さなくても良いことになっていますが…調査期間が終了したのでしょうか？)

都営交通では、様々な乗車券、カード類を販売しています。その中で、都営バスに関係する物を取り上げてみたいと思います。

いわゆる紙製の回数券です。
現在は、共通バスカードにその役目を譲り、一部券種を細々と販売しています。

★バスカード
首都圏でのバス共通カードは神奈川県で導入したのが始まりです。
その後、東京都交通局でも独自のバスカードを導入を開始しましたが、利便のため東京の民営バスと共に<共通>カードに参入し、現在に至ります。

バスカードは、バス<共通>カードと、都バス、都電専用のＴカードに別れますが、都バス、都電専用Tカードは現在ではほとんど販売されていません。
バス＜共通＞カードは東京都、神奈川、埼玉、千葉の各県と茨城、群馬、山梨、静岡県の一部地域の走行する＜共通＞カードステッカー表示車で使用できます。
なお、バス共通カード(マリンカード)は、都営バスでは使用できません。

バス＜共通＞カードが使用できる会社・事業体(私が知っている限りですが)
都営バス・都電・川崎市営バス・横浜市営バス・湘南富士急行バス松田営業所・国際興業バス・西武バス小田急グループ(小田急バス/小田急シティバス・神奈川中央交通・湘南神奈交・津久井神奈交・横浜神奈交・江ノ島電鉄/江ノ電バス・立川バス/シティバス立川・箱根登山鉄道(小田原営業所および観光営業所、足柄営業所にて使用可)）東急バス/東急トランセ・相模鉄道/相鉄バス　京成グループ(京成バス・タウン・フラワー･レインボー、新京成バス、東京ベイシティ交通　他）東武グループ(東武バス・茨城急行バス(一部)・朝日自動車(一部)・国際ハイヤー・川越観光バス(いずれも東武移管路線のみ)) 京浜急行グループ(京浜急行バス・京急バス・横浜京急バス・横須賀京急バス･川崎鶴見臨港バス/臨港グリーンバス) 京王グループ(京王電鉄バス/京王バス/南大沢京王バス・西東京バス/多摩バス)・関東バス/ケイビーバス＊バス＜共通＞カードが利用できない路線東急トランセ代官山循環・高速バス・深夜急行バス・羽田・成田空港リムジンバス・『めぐりん』などの一部の自治体コミュニティーバス。

★バス乗継割引カード
都バスが、平成１２年１２月１２日より開始した新製品。
新しい料金箱では、カード裏面に乗車日と乗車時刻が印字されるのが特徴。
一般客や乗務員への浸透度は今ひとつ。また、条件も厳しいので場合によっては一日乗車券の方が得になる場合があるため、TPOにあわせて使い分けが必要である。

つかいかた
２３区内では、乗車してから９０分以内に次のバスに乗り継ぐと、乗り継いだ２台目以降のバスが大人１００円引きとなります。

青梅地区では、降車から、次の降車まで所要時間が９０分以内であれば、乗り継いだ２台目以降のバスが大人１００円引きになります。また２３区内のバスに降車してから９０分以内に乗車すれば、乗り継いだ２台目以降のバスが割引適用になります。
！！使用上注意！！
アクセスライン・都電にも、使用することが出来ますが、割引が適応されません。　
バスが遅れたときが、遅延証明書を乗務員から貰うことにより、割引が保証されます。

初乗り(割引額)に満たないカードを使う場合。(経験談より)
正しい対処法
新たに乗継割引カードを購入し、残額不足のカードを料金箱に挿入し、不足額を新しいカードで支払います。
イレギュラーな場合
その場で売り切れていたら、不足額を支払い、必ず証明書を貰ってください！(←ここ重要です)
証明書がないと断られてしまったら、残額０円のそのカードをもらい、乗車したバスの車号と運転手名を控えましょう。
特に、裏面に印字されない料金箱の場合はそれが後々の証明になります。
次に乗ったバスで、証明書と提示して、１００円引きの処理をしてもらいましょう。
証明書がもらえなかった場合、古いカードを提示するか、先ほどのメモを運転手に渡すことによって、１００円引きの処理をしてもらいましょう。特に、裏面に印字されなかった場合、そのメモした紙がの重要度が増します。
(ちなみに証明書や古いカードは、回収した乗継割引カードを元に、営業所に報告する為に必要と運転手に説明されました。)
この後、さらにバスに乗る場合は注意が必要です。９０分以内でも割引を認識しないケースがあります。
その場合は、営業所に申し出て処理をしてもらいましょう。

発売額は５００円で、東京２３区内の都営バスに乗車することが出来ます。
ただし快速バスは大人１００円、小児５０円、深夜バスは大人２００円、小児１００円の差額を支払うことで乗車することが出来ます。
発売箇所は、都バスの車内及び定期券販売所、営業所・支所で販売しています。

発売額は７００円で、都営バス、都営地下鉄と、都電に乗車できるマルチな券。
ただし快速バスは大人１００円、小児５０円、深夜バスは大人２００円、小児１００円の差額を支払うことで乗車することが出来ます。
発売箇所は、都営バスの車内及び定期券販売所、営業所・支所、都営地下鉄の駅券売機、定期券売り場で販売しています。
なお、バス車内で購入すると感熱紙印刷の物を、駅券売機で購入すると自動改札対応カード式一日乗車券になります。
注意：英語では"TOEI ONE-DAY ECONOMY　PASS"です。決して"TOEI ONE-DAY FREE　PASS"ではありません。(FREE＝無料の)

今のところ、最強の切符。ただし、知名度がいまいち。
都営交通一日乗車券(７００円)、営団地下鉄一日乗車券(７１０円)、ＪＲ都区内フリー切符(７３０円)の２１４０円相当が一枚の切符まとまって、何とたったの１５８０円！これはハッキリ言ってお買い得です。
購入日から６ヶ月以内のお好きな指定した一日、都営交通、営団地下鉄、２３区内のJR東日本の普通・快速系列車が乗り放題！しかも、自動改札非対応！
東京を飛び回るサラリーマンに、東京見物をする方に、東京中でお買物をする貴方に「ぱーふぇくと」な一枚をぜひ。
お買い求めは、都営地下鉄各駅、都バス営業所窓口、JRみどりの窓口、営団地下鉄の定期券販売所他です。
※深夜バスと、快速バスは差額を、JR東日本の優等列車・グリーン車にはそれぞれ必要となる料金券をお支払い下さい。

都営バスマスコットキャラクター“みんくる”
一般公募のデザインから選ばれ、99年７月にデビュー。そして２００２年７月に満３歳(笑)。
はじめの頃は、イラスト設定も一種類しかなかったが、最近になって、様々な角度からの設定もされて、マスコットキャラクターらしくなってきました。そしてついになんと、３Ｄバージョンも登場。
営業所では上の写真のような、みんくる風船が浮か…垂れ下がり。そして携帯ストラップも販売。
また、セガエンタープライズより、クレーンゲーム用景品としての製品かが決定している。

発売額	使用可能金額	実質割引率
１０００円	１１００円	９．１％
３０００円	３３６０円	１０．７％
５０００円	５８５０円	１４．５％